大阪府貝塚市:3つのホールを持つコスモスシアター レポート『コスモスオリジナルミュージカル Stand By Me 2017』レポート【4】

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イベント レポート 2017/4/5

コスモスオリジナルミュージカル Stand By Me 2017【4】

今年もミュージカルワークショップ『コスモスオリジナルミュージカル Stand By Me 2017』が開催される。
出演者は、オーディションで選ばれた市民アクターに加え、これまでに出演経験を持つ面々。
公演開催2018年3月19日(日)に向け奮闘する彼らをレポート!

▶ワークショップ詳細 ▶公演情報


【1】オーディション 【2】演技レッスン初日 -【3】3回目 【4】ゲネプロ 【5】本番
3月19日(日)遂に本番の日を迎えた。前の2日(17・18日)もリハーサルとダメだしが行われたが、泣いても笑ってもこれが最後、中断無しの通し稽古「PING PONG 卓球魔界VS犀蹴(サイキック)戦士」のゲネプロが始まる。舞台を見つめる先生方の表情も真剣だ。

レーザー光線を駆使した舞台演出

まずは舞台セットのシンプルさに驚いた。
今年はミュージカルの要素である歌と踊りに力を入れ、ストーリー自体はシンプルだから分からなくはないが、いったいどうするんだ?…… その答えはレーザー光線。背景だけでなく、文字も描き出して場面を表現、照明・音響と相まってなかなかの迫力だ。
卓球魔界と犀蹴(サイキック)戦士の卓球勝負の球の軌道もレーザーで表現している。となると、光と音とラケットを振る動きが完全に一致しなければ、折角の演出の魅力も半減することに? これは意外にキャスト泣かせか!



最後の最後まで出来ることを遣り尽くす

照明・音声・レーザーと迫力ある演出の中、衣装を身に着け、舞台の上で演じ歌い踊るキャストの姿を始めて目にした。
台詞の間違いやダンスの振りがバラついた場面もあるなど、決して完璧とは言えないが、 先生から𠮟責を受けながら、役柄を模索し始めた頃が懐かしく感じられ程の仕上がりだ。
しかし、全てを終え、舞台上から先生の評価を待つキャストの中には少し不安な表情も。
本番に向け激励して終わりかと思いきや、先生方の評価は意外と辛口。
「台詞部分が慌てすぎているからしっかりと喋ろう」「しっかりと前を向いて」
「悔しさをもっと表現して」「昨日の方が良かった」「笑顔をもっと頑張って」
「カウントちゃんと合わせて」「ストップモーション部分しっかり」など細かな指示が飛ぶ。
「緊張してる?緊張に飲まれたらあかん跳ね返すんや。舞台には神様がいるから上手くいく」と力強い激励もあった。



舞台を支えるプロスタッフに妥協無し

この舞台は数多くのプロとボランティアスタッフによって作られている。 ゲネプロ直後は、妥協を許さない最後の調整があちこちで行われていた。
「レーザーのタイミングが……このカウントで……」「もう時間がない、失敗できないから音で教えて……」ダンサーの踊りと音のタイミングを確認するテクニカルスタッフの表情からは緊迫が伝わる。
一方舞台では「卓球台の位置が……」と微調整を加え、バミル(位置決めの印)に余念がない。また舞台の隅では、ダンスの部分練習が行われていた。



出演者の絆を感じる楽屋の笑顔。目指せ本番120%

連日の練習に大人組は若干の疲れも見せながらも、楽屋は熱気に溢れていた。
「父ちゃんが、間違っても突き進んで行けお姉ちゃんがアドリブしてくれると言ってた。最後にビシッと決めなあかん」と意気込みを語ってくれた子。「ここの仲間は学校の友達よりも仲がいい」「練習は厳しかったけど、みんな優しくしてくれて楽しかったからしんどくなかった」と笑顔を向け合う彼女達からは、これまでの練習で培った絆と信頼が感じられる。
子どの達の成長を傍で見てきた大人組の視線も優しく「最初は子供子供してたけど、今はしっかりした仲間になっている」「30回の練習の中で みんなで頑張っていこうという思いが育ってきたのがすごいと思う」と語る。 オーディション後の短時間でキャストに合わせた台本を作るという新しい試みとなった今回、これまでのような作り込んだ台本ではないため「人物像が分からず入っていけずにしんどかった」と厳しい練習を振り返りながらも「このミュージカルは未来のある子ども達のもの、練習の厳しさも将来に必ず役に立つ。 ここから未来の大スターが生まれて欲しい。自分の芝居で微力だがその手助けができたなら嬉しい」と笑顔を向けてくれた。


【1】オーディション 【2】演技レッスン初日 -【3】3回目 【4】ゲネプロ 【5】本番

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