大阪府貝塚市:3つのホールを持つコスモスシアター レポート『コスモスオリジナルミュージカル Stand By Me 2017』レポート【5】

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イベント レポート 2017/4/5

コスモスオリジナルミュージカル Stand By Me 2017【5】

今年もミュージカルワークショップ『コスモスオリジナルミュージカル Stand By Me 2017』が開催される。
出演者は、オーディションで選ばれた市民アクターに加え、これまでに出演経験を持つ面々。
公演開催2018年3月19日(日)に向け奮闘する彼らをレポート!

▶ワークショップ詳細 ▶公演情報


【1】オーディション 【2】演技レッスン初日 -【3】3回目 【4】ゲネプロ 【5】本番


■PING PONG 卓球魔界VS犀蹴(サイキック)戦士 あらすじ■
全国卓球チャンピオンを輩出し沸き立つ貝塚卓球倶楽部。こそに現れたのは悪の権化、卓球魔界卓球大魔王と魔女達。 恐怖にひれ伏す卓球倶楽部のおやじさんをかばい、気丈に卓球で対抗しようとする卓球倶楽部のメンバーだが、 大魔王と魔女達に召還された魔界卓球妖怪達との卓球勝負に惨敗してしまう。
魔界卓球妖怪達の嘲笑を浴びながら、最後の力を振り絞り助けを求めたのは「サイキック戦士ピンポンセブン」。 魔界卓球妖怪達とピンポンセブンとの卓球勝負は、激しい一進一退の攻防を繰り広げ、遂にピンポンセブンが勝利を収めた。「試合が終わればノーサイド」と、ピンポンセブンと卓球倶楽部メンバーは打ちひしがれる敗者の手を取り共に歌う。

キャストの全力と気迫が溢れる舞台

本番直前、中ホールの客席はほぼ埋まった。
客席のざわつきが開演前独特の緊張感を生む中、舞台の世界へ観客を一挙に引き込んだのは「コスモスシアターダンスチーム」のスタイリッシュなダンス。
続いてオープニングでは、白い衣装に身を包んだキャスト全員による「星に願いを」のダンスと歌が披露され、舞台への期待が一気に高まった。



観客から漏れる笑い声に一安心

舞台の前半、卓球倶楽部内や魔女とのやり取りの中には、笑いの要素がちりばめられている。 お笑い偏差値の高い大阪人に果たして通用するか……などの心配は杞憂だったようで、狙った所で客席からは笑い声が。
吉本ばりの爆笑とはいかないが、観客の反応に思わず小さく「よし」とガッツポーズ。



圧巻の悪役ぶり

今回の舞台で最も弾けたのは、大魔王と魔女を演じた大人組と妖怪を演じた中堅組だ。 本番前にも皆口々に「始めての悪役が面白い」「思い切り自由にさせてもらえて楽しい」「むっちゃ悪い奴と言われるように!」「大魔王らしい気迫のある演技をしたい」と語っていた。
作り上げたキャラクターに入り込んで演じる彼らは、太々しくて憎たらしい、でも決めポーズや踊る姿は悔しいけどかっこい良くてちょっとコミカル。 演じることや踊ること歌うことの楽しさを本番にぶつけた気迫溢れる演技だった。






急成長を遂げた子ども達

卓球倶楽部のメンバーやピンポンセブンを演じた子ども達の中には今回始めて参加者も多く、限られた練習時間の中でどれだけモノにできるのか不安もあった。 ゲネプロの後に細かな注意を受けていたのも子ども組だ。しかし、彼らの多くが「本番が一番良かった」と言える演技を見せてくれた。
それはファインダーを覗いていると良くわかる。ゲネプロでは、ダンス中に唇を噛むなど「これでいい?」と様子を伺うような表情も見られたが、 本番では前に気持ちを出した本当に良い表情をしていた。ゲネプロ後に谷先生に言われた言葉「本番では先生は何もしてあげられない。自分を信じて!」を実践してくれたようだ。






舞台にはやっぱり魔物もいる?!

本番で力を発揮させてくれる舞台の神様はいたが、やはり魔物もいたらしい。
いつもは決してミスらない所で台詞が飛んでしまい「あの、ほら、誰だったけ」のボケギャグで笑いをとることに。
ご本人は落ち込みながらも「ギャクの入った台本で助かりました」と胸を撫で下ろした次第。(いやいや本当に大丈夫でしたよ。リアルでしたから:笑)

舞台を終えて

本番を終えた楽屋は、やり遂げた充実感と高揚、心地よい疲労感でガヤガヤ。
「先に衣装を着替えて〜」「このお菓子誰の〜」「イスを片付けなきゃ」「打ち上げの時間大丈夫?」と中堅組が子ども組の世話を焼く仲のよい姿に思わず笑みがこぼれる。
打ち上げでは、いつもは厳しい先生方も笑顔で皆の健闘を讃えてくれた。 ミュージカルワークショップを終えての皆の思いを聞きながら、それぞれの葛藤と成長に胸が熱くなる場面も。
オープニングダンスだけでなくキャストとして舞台に立ったコスモスシアターダンスチームのメンバーは「来年は台詞をください」の発言で拍手を得ていた。
同じ目標に向かって、苦しみながら悩みながら、励まし合い助け合いながら、精一杯頑張った仲間達だからこそのこの空気感そのものが、何よりの成果であり、また次の舞台へと駆り立てる原動力なのだろう。ファインダーで覗いていただけの私には、少し…いや相当うらやましかった。


【1】オーディション 【2】演技レッスン初日 -【3】3回目 【4】ゲネプロ 【5】本番

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