大阪府貝塚市:3つのホールを持つコスモスシアター レポート『ホールボランティア養成講座 「レセプショニスト編」』

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イベント レポート 2017/03/25

ホールボランティア養成講座 「レセプショニスト編」


2017年1〜3月、計4回の『ボランティア養成講座』が実施された。
コスモスシアターには、ボランティアスタッフチーム「チーム キャットハンド」があり、様々な分野で活躍している。 『ボランティア養成講座』は、この「チーム キャットハンド」メンバーの募集と育成が目的だ。
今回の育成講座は、お客様をお迎えしご案内する「レセプショニスト」に特化した初の内容で「チーム キャットハンド」の現役メンバーからも多数の参加があった。
育成講座の最終日3/12(日)に行われた「誰もが安心して来場できる公演作りを〜バリアフリー対応ワークショップ〜(Be in Voices アカペラライブでの実務体験)」の様子をお伝えしよう。

▶ワークショップ詳細

バリアフリーイベントのレセプショニストとして必要な知識を学ぶ


14時の開演(実務体験)に向け、11時からは障害を持つ方を理解するための講義と体験・訓練が行われた。 指導は、バリアフリーイベントの支援や普及を行ってる株式会社リアライズの武田誠氏。
車イスの取り扱いの他、眼の不自由な方のご案内訓練(階段の昇り降り・席への誘導・お手洗いでの配置の説明など)では、参加者が目隠しをして誘導される側も体験した。
「車イスに乗ると、目線が下がって見えにくいし押されるのは動きが分からず怖い」「お手洗いでペーパーや手すりの位置を説明するのが難しかった。それ以前に、案内にはこういったことも必要だということを想像すらしていなかった」「どんな場面か分からないが学んだことを是非活かしたい」などの声が上がった。
武田氏云く「短時間で身に付くものではないが、まずは知る切っ掛けになれば」とのこと。身体の不自由な方の感覚を理解して慎重に、そして必要以上に怖がらず対応する……参加者にとってとても貴重な経験となったようだ。



レセプショニストとしての本領発揮!

開演前には、お客様をお迎えするホワイエや中ホール(会場)内で、対応について細かな打合せが行われた。 「お席のご希望にはどこまでお応えするのか」「配置していたイスはどこに移動するのか」など、現場を想定した様々な質問が飛ぶ。 レセプショニスト養成講座の集大成として、それぞれに十分なシュミレーションが行われているようだ。
受付ではまずは笑顔でお出迎えとチケットのもぎりに会場への案内、CDのPRや販売、花束や差し入れの受け取りやお手洗のご案内など様々な対応を行う。
車イスのお客様が来場の際には「車イスを押しましょうか?」と声を掛けまずは意思確認。会場内では、ご希望の席をお伺いして備え付けのイスを素早く撤去する。
ボランティアで判断できない時はシアタースタッフに迅速に報告して指示を仰ぐ……初めてのメンバーは若干の緊張感を漂わせながらも、順調に開演へとこぎ着けた。






コスモスシアターの次のステップへボランティアスタッフの力を!

今回の「Be in Voices アカペラライブ」をサポートしてくれたのは「チーム キャットハンド」現役メンバー5名と『ボランティア養成講座』の新規参加者6名の計11名+武田講師。
コンサートが好きで裏方にも興味を持ち講座に参加した方は「気がつかない所で多くの方が動いてくれていたのに驚いた」と語る。 「今後もキャットハンドのスタッフとして活動に参加してくれますが」の問いに「もちろん」と笑顔で答えてくれた。

身体が不自由な方にもコスモスシアターでのイベントを楽しんでいただきたい。
しかし、バリアフリーへの対応を今後も広げていく上で、対応するスタッフのレベル向上を含めまだまだ多くの課題がある。
ボランティアスタッフとシアタースタッフが協力しながら、ひとつひとつ問題をクリアーしてく。今回はその大切な一歩となったことは間違いないだろう。

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