コスモスシアターレジデンシャルアンサンブル「アンサンブル コスメア」
「アンサンブル コスメア」は、コスモスシアターアートディレクタ−の西川修助の声掛けのもと集まった
コスモスシアターの座付きアンサンブルで、2017年4月より活動を開始しました。
コスモスシアター内の催しはもとより、多くの方々に音楽を身近に感じてもらえるよう、 活動の場を広くも
うけ、学校や施設など、アウトリーチ活動も積極的に行っております。
*「コスメア」はオランダ語で「コスモス」を意味しています。
メンバー紹介
馬渕 清香(ヴァイオリン)
西川 修助(ヴィオラ)
池村 佳子(チェロ)
馬渕 清香(ヴァイオリン)
大阪府出身。3歳よりヴァイオリンを始める。 ヴァイオリンを小国英樹、原田幸一郎、工藤千博、田辺良子 各氏に師事。
全日本学生音楽コンクール第1位。桐朋学園大学卒業後、ヨーロッパ各地の音楽祭などで研鑽を積む。イタリア・シエナのキジアーナ音楽祭にてファイナルコンサート出演、キジアーナ・ディプロマ賞を受賞。イタリア・グッビオ国際Duoコンクール入選。
2005年より活動の拠点を関西に移し、クラシック音楽の素晴らしさを聴衆の皆さまと一体となって味わえるよう、お話や演出にも趣向を凝らした自主公演の企画に力を入れている。
ピアニスト多川響子と共に2016年ルーマニア、2017年東京、神奈川、名古屋、2018年大阪にてDuoリサイタル開催。また『四次元三重奏団vol.&vol.2』『琥珀vol.1&vol.2』の計4枚のCDをリリース。2019年1月には初のソロアルバム『SAYAKA MABUCHI SOLO RECITAL』を発売。
現在「Duo Moon Stones」「四次元三重奏団」「ヴィクトリア・アンサンブル」等の室内楽ユニットをはじめ、ソロやオーケストラでも活動。
西川 修助(ヴィオラ)
東京藝術大学付属音楽高校を経て東京藝術大学音楽学部器楽科入学。
在学中、江藤俊哉氏の推薦によりアメリカ・インディアナ大学に留学、ウィリアム・プリムローズに師事。その後ピーバディ音楽院に入学。ウォルター・トランプラーに師事。在学中、国務省派遣ピーバディ音楽院合奏団プエルトリコ演奏旅行にヒンデミット“葬送の歌”の独奏者として参加。その後トランプラー氏の推薦により、ニューヨーク・ジュリアード音楽院に転入。在学中にレオポルド・ストコフスキーのアメリカン交響楽団に入団、首席奏者に就任。
東京交響楽団首席奏者、札幌交響楽団首席奏者を歴任。秋山和慶指揮東京交響楽団でモーツァルトの“協奏交響曲”、ズデニック・コシュラー指揮札幌交響楽団でバルトークの“ヴィオラ協奏曲”、岩城宏之指揮同オーケストラでベルオーズの交響曲“イタリアのハロルド”、各定期演奏会の独奏者として出演。フィンランド、シベリウス三重奏団の日本ツアーに参加。ブラームス“ピアノ四重奏曲”を共演。またゲイリー・カーとディッタースドルフの“協奏交響曲”を協演。その間、NHK-FM“午後のリサイタル”にたびたび出演。東京、大阪にてソロ及び室内楽リサイタルを定期的に開催。また、サンタバーバラ音楽祭、グランドティートン音楽祭、カーメルバッハ音楽祭、クフモ室内楽祭、草津国際音楽祭などに参加。西川修助室内楽サロン主宰。
一般財団法人貝塚市文化振興事業団 理事長、コスモスシアターアートディレクター。
池村 佳子(チェロ)
京都市立芸術大学音楽学部及び、同大学院をそれぞれ首席で卒業。
これまでに第5回札幌ジュニアチェロコンクール優秀賞、第4回ビバホールチェロコンクール第3位、2001年度バロックザール賞など多数受賞。
2009年まで兵庫県立西宮高等学校音楽科非常勤講師として後進の指導にあたる。上塚憲一、上村昇、藤原真理、Wolfgang Boettcherの各氏に師事。
2014年よりマレーシアに4年間在住、2017年日馬友好樹立60周年記念コンサートに出演、マスタークラスに招聘されるなど、マレーシア国内、香港などで精力的に演奏活動を展開。「四次元三重奏団」「After hours session」メンバー。2018年、ピアノの土屋友成氏とのデュオでCD「Rachmaninoff / Shostakovich Cello Sonatas」を発売。 現在、神戸市在住。
アンサンブル コスメアのテーマミュージック
~JS.バッハ~「ゴルトベルグ変奏曲」よりアリア~
西川 修助
アリアと、そして同じアリアに挟まれた30曲の変奏でできているこの曲は、バッハの最後でしかも最大の鍵盤音楽技法の真髄を示す音楽です。
建築物で言えば「ベルサイユ宮殿」や「タージマハール」のように、バッハ特有の壮大で圧倒的で、尚且つ素晴らしく均整の整った音楽構築物です。
しかしこのアリアという魔法の入り口から一歩中に踏み込むと、まるで宇宙空間に紛れ込んだようになり、そして長い長い回廊を彷徨いながら最後にまたアリアに戻って来ます。
アンサンブルコスメアのコンサートが、そんな宇宙への魔法の扉になればと願ってコンサートのテーマ音楽に選びました。
初版表紙
アリア
ゲスト & 歴代メンバーのご紹介
木田 雅子(ヴァイオリン) 2018.8.18参加
大阪音楽大学付属音楽高校、大阪音楽大学卒業。同大学院修了。第29回全日本学生音楽コンクール高校の部全国第1位。大阪フィルハーモニー交響楽団、テレマン室内管弦楽団、アルカディア室内管弦楽団をはじめ多くのオーケストラと共演。TV、FMなど放送の分野でも多くの番組に出演。
F・アーヨ日本公演では、コンサートミストレスを務める(ヴィヴァルディ四季)。2015年に初のCDアルバム「朝の歌」を発表、その収益を震災復興支援として毎日新聞大阪社会事業団に寄付。2017年3月イタリア・ナポリ音楽院に招聘されリサイタルを行い好評を博し、翌2018年にはカポディモンテ美術館で公演。同年ベルリンでも公演を行っている。現在、大阪音楽大学特任教授。
■W.A.モーツアルト:ピアノ四重奏曲第1番 ト短調K.478
■L.v.ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 二長調op.9-2
■J.スーク:ピアノ四重奏曲 イ短調op.1
土屋 友成(ピアノ) 2018.8.18参加
アイルランド王立音楽院にて学ぶ。14歳でダブリン・フェシキオールで多数優勝。数年後、ノブゴロドでラフマニノフ国際コンクール3位受賞後、アイルランド大統領邸を始め、各地ロシア大使館にて公開初演奏。
カワイ国際コンクール第2位。エコールノルマル音楽院、英国ギルドホール音楽院修士取得。ピーター・ビッツエル、クリダ、カップラン、小川典子、ロスコーに師事。マレーシア国立大学元専任講師。
■J.スーク:ピアノ四重奏曲 イ短調op.1
福田 容子(ピアノ) 2020.9.22参加
大阪音楽大学、首席卒業。奨学金を給付され、大阪音楽大学大学院修了。在学中、ソフィアにてブルガリア国立ソフィアフィルハーモニー管弦楽団とコンチェルトを共演。ソフィアフィルハーモニー管弦楽団協会会長は “彼女の演奏は崇高な精神と上品さをもっている。ミューズに讃えられた明るい未来が彼女の前には横たわっているだろう” と称賛。 第15回京都ピアノコンクール本選会にて金賞、京都新聞社賞を受賞。第17回日本教育連盟主催、ピアノオーディション本選入賞、併せて入賞者演奏会出演。第24回、第26回PTNA(全日本ピアノ指導者協会)ピアノコンペティションD級、F級西日本地区本選第1位、讀賣賞受賞。全国大会にてベスト賞受賞。
2014年、Jura Margulisに師事するため渡米。Johoda奨学金を給付されUniversity of Arkansasを卒業、ディプロマ取得。第55回Arcangelo Speranza International Competition(伊)セミファイナリスト。第20回Pietro Argento International Competition(伊)ファイナリスト、ディプロマ取得。
■L.v.ベートーヴェン: ピアノ三重奏曲 ハ短調 作品1-3
■L.v.ベートーヴェン: チェロソナタ ト短調 作品5-2〈ヴィオラ版〉
第1楽章
アンサンブル コスメア 室内楽シリーズ 演奏会曲目リスト
第1回 2017.8.20
- W.A. モーツァルト:弦楽三重奏曲 ト長調 K.Anh.66(K.562e)
第1楽章 アレグロ(断片) - F.シューベルト:弦楽三重奏曲 変ロ長調 D.471
第1楽章 アレグロ - Z.コダーイ:インターメッツォ
- J.ハルヴォルセン:ヘンデルの主題による「パッサカリア」
- L.v.ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 ト長調 Op.9 No.1
第2回 2018.8.18
- W.A. モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番ト短調 K.478
- L.v.ベートーヴェン:弦楽三重奏曲ニ長調 op.9-2
- J.スーク:ピアノ四重奏曲イ短調 op.1
第3回 2019.7.20
- W.A. モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 K.423
- Z.コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための弦楽二重奏曲 Op.7
- L.v.ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 op.8
第4回 2020.9.22
- L.v.ベートーヴェン:ヴィオラとチェロのための二重奏曲 変ホ長調 「2つのオブリガード眼鏡付き」WoO 32
- L.v.ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 ハ短調 作品1-3
- L.v.ベートーヴェン:チェロソナタ ト短調 作品5-2〈ヴィオラ版〉第1楽章
- L.v.ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 ト長調 作品9-1